2010年9月22日水曜日

『可処分所得が増えれば、消費は増える』は本当か?


私は半年前に、住宅ローンの借り換えをしました。

条件のよい住宅ローンに借り換えることができたので、毎月の返済額はずいぶん減りました。

わが家の可処分所得は、大幅に増えました。

しかし、それはほとんど貯蓄に回っています。

とても消費に回す気にはなりません。

将来が不安だからです。




不景気がいつまで続くか分かりません。

好景気が来ても、給料は上がらないかもしれません。

年金や社会保障もアテにはできません。

子どもたちにも、多少の蓄えを残してやりたい。

国の財政悪化、少子高齢化、生産人口の減少、国際競争力の低下・・・。

心配の種は尽きることがありません。


将来の不安がもっと小さくならない限り、私の気持ちが消費に向かうことはないでしょう。


『可処分所得が増えれば、消費は増える』という意見には、賛成できません。

2010年9月21日火曜日

役人の極楽はどこに消えた?

河村市長は、いつから役人の批判をしなくなったのでしょう?

名古屋市長選挙の期間中、「税金を払っとる方がどえらい苦労しとるのに、税金で食っとる方は極楽」と役人を批判していました。

役人の極楽は、たった1年半で、何の抵抗もなく、あっさりと消し去ってしまうことができるほど、あっけないものだったのでしょうか?





河村市長は行政の長です。

役人の親分です。

自分の子分が極楽だと、発言できないのは当然です。





いまや、「税金で食っとる」のは、市議会議員だと刷りかえられてしまっています。



河村市長は本当に役人が極楽だと考えていたのでしょうか?

役人の無駄遣いを、自分の力で止められると、考えていたのでしょうか?

ただのスローガン、票集めの方便だったのではないかと危惧しています。





河村市長は、『誰も手をつけなかった問題に手をつける』と訴えることで

『みんなが手をつけてきた問題にも、当然手をつけるだろう』

と有権者に連想させました。


やるとは言わない。
やらないとも言わない。


『やってくれるに違いない』

有権者自身が、勝手に期待を膨らませました。



河村市長は、何をやり、何をやらないのか、何を守り、何を犠牲にするのか。

しっかり見極めることが必要です。

河村市長をランチェスターの法則に当てはめてみる

私の知る限り、河村市長は、衆議院議員時代、いわゆる『政治の本流』に身を置いたことがありません。


ランチェスターの法則では、弱者に分類されます。


弱者に適した戦略は、局地戦・接近戦・一騎打ちです。

・名古屋弁全開の強烈なキャラクター
・自転車遊説
・「議員のボランティア化」「党議拘束の撤廃」「議会改革」「減税」などの、斬新な政策

これらは、とても優れた弱者の戦略です。

この戦略によって、河村たかし議員(当時)は注目を集め、テレビにもたくさん出演しました。


名古屋市長選でも、弱者の戦略を駆使して、圧勝しました。


河村市長は、名古屋市の行政トップになりました。

もはや、弱者ではありません。

弱者の戦略がうまく機能した時期は、もう終わりました。

戦略を変えなければ、自らの人気を落とします。


行政トップとして恥ずかしくない『横綱相撲』を取ってほしいと思います。

2010年9月19日日曜日

河村減税の10年後

河村市長が先導するリコール運動には、若い人も参加していると聞きました。

その若者は、河村減税の10年後の姿が理解できているのでしょうか?


名古屋市に住んでいる若者、A君。

彼は優秀な若者ですが、若いので、給料が安い。
いまの日本では珍しくないことです。

給料が安いので市民税も安い。
10%減税で得をする金額もごくわずか、スズメの涙です。



減税によって可処分所得が増えれば、名古屋市の経済は活性化するはずでした。

安い税金に魅力を感じて、市外・県外から人が移り住むはずでした。

企業が大挙して押し寄せ、税金を払ってくれるはずでした。

寄付が増えるはずでした。

日本中が不景気でも、名古屋だけは好景気になるはずでした。

バブルではない好景気が、ずっと続くはずでした。




しかし、そうなることはありませんでした。

名古屋市の財政悪化は、ひどくなる一方でした。

10年後、名古屋市の金庫は空になりました。

名古屋市は、15%の増税をしました。



優秀な若者、A君は、優秀なベテラン社員Aさんになりました。

Aさんの給料は、何倍にも増えていました。

支払う市民税も、何倍にも増えていました。


増税の負担は、減税で得た利益の何倍にも膨れ上がって、Aさんの肩にのしかかりました。

こんな悪夢が現実にならないことを願っています。

河村市長の目指す先

この記事の最後に記載したリンクをクリックすると、ある動画を見ることがます。
名古屋市議会 インターネット中継のWEBサイトで公開されている名古屋市議会の録画です。

9月15日、ちかざわ昌行議員は、河村市長が発行することを決めた名古屋市債について、質問しました。

・市債は名古屋市民が返さなければいけない借金
・将来の名古屋市民の負担を増やす
・国債も名古屋市債も名古屋市民にとっては同じこと

そう指摘するちかざわ議員に対して、河村市長は以下のように答弁しました。

・市債を発行しなければ、市の経済が破壊される。
・名古屋市が市債を返したら、その金はどこへ行くのか
・可処分所得を増やして金が回るようにする
・不景気なときほど、金を借りる。借金返済はしない。


では、そうやって借りたお金はどこに回るのでしょう?

「あの選挙期間中、『税金で食っとる方は極楽』と批判した役人に回るのではありませんか?」
私は河村市長にそう尋ねたいです。


河村市長は、『庶民の幸せ』から『役人の極楽』に目的地を変えていないでしょうか。

河村市長は役人に丸め込まれてしまったのでしょうか?

河村市長の政治理念と『役人の極楽』を巧妙にすり替えられていないでしょうか?

以下のリンクをクリックして、ちかざわ議員と市長のやり取りを、よく聞いてほしいです。
名古屋市会-インターネット中継 平成22年9月15日 本会議 個人質問
民主党名古屋市会議員団  ちかざわ昌行議員

2010年9月18日土曜日

「年金余命」

「年金余命」とは私が思いつきで作った造語です。

現行の年金が破綻する日を仮定し、破綻に至る期間のうち、受給者でいられる期間をあらわしたものです。

具体的に説明します。


現行の年金が破綻する日を2050年と仮定します。

現在70歳で年金を受給している人は、2050年までの40年間、年金を受給することができます。
年金余命は40歳です。

現在40歳で、65歳から年金を受給する人は、2035年から2050年までの15年間、年金を受給することができます。
年金余命は15歳です。

現在25歳の人は、現行の年金が破綻すると仮定した2050年に65歳になるので、受給期間は0です。
年金余命は0歳です。


こんな悲しい未来が現実化しないよう、年金制度の改革をしっかりやってほしいと思います。

2010年9月17日金曜日

河村市長に託した「民意」

私は前回の名古屋市長選挙で、河村たかし候補(当時)に投票しました。

「減税して、役所に入るお金を減らさんことには、行政改革なんてできませんよ」
河村氏のその言葉に、真の行政改革が実現することを期待したからです。


私にとっての『一丁目一番地』は、減税ではありません。

市債(借金)に頼らない行政。
持続可能な行政。
次の世代にツケを残さない行政。
その結果として、名古屋が『子どもたちが安心して大人になれる街』になること。

これが、私が河村市長に託した「民意」です。


「最近、市職員が河村市長を歓迎している。
 河村市長は減税の財源さえ手当てすれば、何でも通してくれる。」
昨日の市議会で、そう指摘されていました。


「世の中の人は税金を払うのにどえらい苦労をしている。
 税金で食っている人が極楽というのは正さにゃいかん」
選挙中の河村候補は、盛んにそう発言していました。

当選して1年半、市長のイスに座っているうちに、役人に丸め込まれてしまったのでしょうか。



河村市長のやろうとしていることを会社に例えてみましょう。

松原社長に代わって名古屋株式会社の社長に就任した河村社長は、社員の給料を一律10%増額しました。

「給料が上がれば、社員もやる気になるでしょう。そしたら、売上も上がるがね。」
そんな理屈でした。

給料が上がった社員は大喜びです。

他にもテレビコマーシャルを作ったり、外部からコンサルタントを呼んだり、派手好きな社長の好みに合ったことに、次々と手を出しました。


その一方で、以前から計画していた事務所の改築や消火器の設置など、地味で目立たないけれど、会社を維持していく上で欠かすことができないことは、後回しにされました。


社員は一所懸命に仕事をしましたが、ビジョンも戦略もなく、ただ頑張るだけで売上が上がるほど、甘くはありません。

次第に給料が上がった喜びも消え失せ、社員のやる気も続かなくなりました。

売上は上がらないにもかかわらず、支出だけが増えていきました。
河村社長は社債を発行し、社員への給料アップとテレビコマーシャルを続けました。


やがて、会社は倒産してしまいました。

会社が倒産する直前に、定年を迎えた古参の社員はほっと胸をなでおろしました。

放漫経営のツケは、若い社員に押し付けられました。


こんなことに、賛成することはできません。


今まで私は、河村市長に対して「理念には賛成・共感・同意するけれど、その手法には賛成できない」という立場を取ってきました。

しかし、昨日・一昨日の河村市長の答弁を聞くと、その理念さえ疑わしく思えてきました。

2010年9月2日木曜日

リニューアル

ツイッターでつぶやくには「尺が長い」ものをアップするため、休眠していたブログを復活させました。

今、私が関心を持っていることのトップ3は以下の通り。

  1. LibraHack事件
  2. 河村市長と名古屋市議会の対立
  3. 名古屋シティマラソン (ナゴヤウィメンズマラソン)
ヒマを見て更新予定。