2011年9月29日木曜日

リコール署名簿のネット流出について、問い合わせをしてみました

リコール署名簿のネット流出について思いついたことがあり、市民経済局 市民生活部 市政情報課 審査係へのお問合せから問い合わせをしました。

ログを取り忘れたので、微妙に文言が異なるかもしれませんが、おおむね下記の内容です。
江口晃司と申します。

今月上旬ころの話ですが、昨年夏に実施されたリコールの署名簿がネットに流出しました。

名古屋市個人情報保護条例に照らし合わせて、何らかの対応を取るお考えはありますか?

メールアドレス:■■■■■■■■■■

それに対して、返信がありましたので、公開します。
江口 晃司 様

日頃は、市政の運営にご理解、ご協力を賜り誠にありがとうございます。

平成23年9月28日に、本市公式ウェブサイトのメールフォームで
お問い合わせいただきました件につきまして、次のとおり、ご回答いたします。

本市においては、個人情報の適正な取扱いに関する基本的事項及び本市が保有する個人情報についての取扱いを名古屋市個人情報保護条例で定めております。

同条例第5条において、「市民は、個人情報の保護の重要性を認識し、この条例により保障された権利を正当に行使するとともに、個人情報の取扱いに当たっては、個人の権利利益を侵害することのないよう努めなければならない。」と定められておりますが、当該規定は「努めなければならない」とあるように、努力義務規定にとどまり、市民に法的義務を課しておりません。

同条例は、本市の実施機関の職員又は職員であった者、派遣労働者、受託業者等又は受託業務の従事者、指定管理者等又は指定管理業務の従事者に、職務上知り得た個人情報についての守秘義務を課すとともに、罰則の対象としております(同条例第16条、第16条の2、第17条、第64条、第72条及び第73条関係)が、その他に守秘義務等を定めた規定はございません。

なお、本市の個人情報保護制度ではありませんが、民間事業者が個人情報取扱事業者である場合には、個人情報保護法上、主務大臣が勧告、命令等の権限を有しております。
したがいまして、個人情報保護法が適用されるには、今回の名古屋市議会解散請求の署名簿をインターネット上に流出させた者が個人情報取扱事業者に該当する必要があることを申し添えます。

この問い合わせをしたあとに気づいたのですが、リコール署名簿の取り扱いについて、名古屋市なり、選挙管理委員会なりが、適切な指導や監督をすることはできなかったのでしょうか?
そもそもネットワーク河村市長が46万件もの個人情報を集めることができたのは、「リコール署名を集めてもいいよ」と誰かが許可をしたことが発端ですから。

そこで、あれこれ調べてみると、地方自治法施行令にたどり着きました。

苦労して読んだ印象では、「リコール署名を集めたい」と請求されたら、書類上のチェックをして受け付けるのが既定路線みたいです。
ということで、こちらのアプローチは諦めます。


ただ、先ほどのメールに戻ると、『民間事業者が個人情報取扱事業者である場合』という文言が見つかります。
個人情報保護法を読むと、名古屋市個人情報保護条例に記載されていた「職務上知り得た」という文言がありません。
ひょっとして、仕事とは無関係に手伝った署名集めのデータも「保有個人データ」に該当し、目的外使用の禁止や安全管理・委託の監督・開示請求に応じる義務等が生じるのでしょうか?
私の貧弱なリテラシーでは、判断できません。

2011年9月25日日曜日

きずなネットから送信されたメール

台風15号に際して、きずなネットから送信されたメールを転載します。

【緊急】避難準備(天白川)

2011年9月20日11:02


★きずなネット防災情報

 こちらは,名古屋市災害対策本部です.

 20日10時20分,天白川はん濫注意情報が発表されました.
 天白川水位の上昇に伴い20日10時45分天白川流域に避難準備情報を発表しました。

○事由:河川洪水のおそれ
○該当地域:瑞穂区,南区,緑区,天白区 の一部

 天白川流域にお住まいの方は,今後の災害情報にご注意ください.

名古屋市消防局からの情報を中部電力がお届けしています
●内容に関するお問合せ
消防局防災室防災計画係
00bosaikeikaku@fd.city.nagoya.lg.jp
●登録/変更
m.saigai@cep.jp
●解除
mgstop@cep.jp




【緊急】避難勧告(天白川)

2011年9月20日11:23
★きずなネット防災情報

 こちらは,名古屋市災害対策本部です.

 20日11時20分,天白川はん濫警戒情報が発表に伴い.
 天白川流域に避難勧告を発令しました。

○事由:河川洪水のおそれ
○該当地域:瑞穂区,南区,緑区,天白区 の一部

 天白川流域にお住まいの方は,高い所に上がるなど避難の行動をしてください.

名古屋市消防局からの情報を中部電力がお届けしています
●内容に関するお問合せ
消防局防災室防災計画係
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【緊急】避難準備(扇川)

2011年9月20日11:32
★きずなネット防災情報

 こちらは,名古屋市災害対策本部です.

 20日11時20分,扇川の水位上昇に伴い
 扇川流域に避難準備情報を発表しました。

○事由:河川洪水のおそれ
○該当地域:緑区の一部

 扇川流域にお住まいの方は,今後の災害情報にご注意ください.

名古屋市消防局からの情報を中部電力がお届けしています
●内容に関するお問合せ
消防局防災室防災計画係
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【緊急】避難勧告(庄内川)

2011年9月20日11:56
★きずなネット防災情報

 こちらは,名古屋市災害対策本部です.

 20日11時55分,庄内川の水位が堤防近くまで上昇したことに伴い
 庄内川流域に避難勧告を発令しました。

○事由:河川洪水のおそれ
○該当地域:北区,守山区 の一部

 庄内川流域にお住まいの方は,高い所に上がるなど避難の行動をしてください.

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消防局防災室防災計画係
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【緊急(土砂災害)】避難勧告

2011年9月20日12:44
★きずなネット防災情報

 こちらは,名古屋市災害対策本部です.

 大雨(長雨)の影響により,20日11時48分
 土砂災害指定地域に避難勧告を発令しました.

○事由:土砂災害のおそれ
○該当区:緑区の土砂災害指定地域

○指定地域にお住まいの方は,避難所などへ避難してください.

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【防災情報】避難勧告(土砂災害)

2011年9月20日13:48
★きずなネット防災情報

名古屋市災害対策本部です.

大雨の影響により,土砂災害が発生するおそれがあることから,
20日13時40分避難勧告を発表しました.

[事由]
土砂災害のおそれ
[該当区]
守山区,名東区,天白区

※土砂災害の指定地域にお住まいの方は、今後の災害情報に注意してください.

このメ-ルは名古屋市消防局からの情報を中部電力がお届けしています
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【緊急】避難勧告(庄内川)

2011年9月20日14:19
★きずなネット防災情報

 こちらは,名古屋市災害対策本部です.

 20日14時00分,庄内川の水位が堤防近くまで上昇したことに伴い
 庄内川流域に避難勧告を発令しました。

○事由:河川洪水のおそれ
○該当地域:北区,西区,中村区,熱田区,中川区,港区,守山区の一部

 庄内川流域にお住まいの方は,高い所に上がるなど避難の行動をしてください.

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【緊急】避難指示(北,守山の一部)

2011年9月20日15:32
★きずなネット防災情報

 こちらは,名古屋市災害対策本部です.
  河川洪水のおそれによる河川氾濫の危険が高まったため
 20日15時00分,庄内川流域の一部に避難指示を発表しました。

○事由:河川洪水のおそれ
○該当地域:北区の味鋺学区,西味鋺学区,楠学区,楠西学区
      守山区の瀬古学区,二城学区,鳥羽見学区,白沢学区


 庄内川流域にお住まいの方は,今後の災害情報にご注意ください.

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【名古屋市】避難準備情報 解除

2011年9月20日22:43
★きずなネット防災情報

 こちらは,名古屋市災害対策本部です.
 扇川の水位が基準水位を下回ったことから、
 20日18時00分,対象地域に発表されていました避難準備情報を解除しました。

○該当地域:緑区の一部地域
 今後も台風の接近に備えて,テレビ,ラジオ等からも
 今後の気象状況・防災情報の収集に心がけてください。

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【名古屋市】避難勧告 解除

2011年9月20日22:58
★きずなネット防災情報

 こちらは名古屋市災害対策本部です.
 「土砂災害警戒情報」が解除されたことに伴い、
 20日21時00分対象地域に発令してました避難勧告を解除しました.
 【対象地域】守山区,緑区,名東区,天白区の一部地域
●台風の接近に備えて,テレビ,ラジオ等からも
今後の気象情報・防災情報の収集に心がけてください.

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【名古屋市】避難勧告解除

2011年9月20日23:30
★きずなネット防災情報

 こちらは,名古屋市災害対策本部です.
 20日18時00分に「天白川はん濫注意情報」が解除されたことに伴い,
 対象地域に発表されていました避難勧告を解除しました.
○該当地域:瑞穂区,南区,緑区,天白区 の一部地域
●今後も台風の接近に備えて,テレビ,ラジオ等からも
 今後の気象状況・防災情報の収集に心がけてください.

名古屋市消防局からの情報を中部電力がお届けしています
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●解除
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【名古屋市】避難指示解除

2011年9月20日23:59
★きずなネット防災情報

 こちらは,名古屋市災害対策本部です.
20日22時30分に対象地域に発令しておりました避難指示を解除しました.
●対象地域:北区の味鋺,西味鋺,楠,楠西の各学区
守山区の瀬古,二城,鳥羽見及び白沢の各学区
【避難勧告】
庄内川地域の対象地域に発令中の避難勧告については継続しています.
●対象地域:北区,西区,中村区,熱田区,中川区,港区,守山区の全域及び一部地域
引き続き,台風の接近に備えて,テレビ,ラジオ等からも
今後の気象情報・防災情報の収集に心がけてください.

名古屋市消防局からの情報を中部電力がお届けしています
●内容に関するお問合せ
消防局防災室防災計画係
00bosaikeikaku@fd.city.nagoya.lg.jp
●登録/変更
m.saigai@cep.jp
●解除
mgstop@cep.jp




【名古屋市】避難勧告解除

2011年9月21日11:25
★きずなネット防災情報

 こちらは,名古屋市災害対策本部です.
 庄内川流域に発令しておりました避難勧告を
 21日11時15分に解除しました.

○該当地域:北区,西区,中村区,熱田区,中川区,港区,守山区 の一部

引き続き,台風の接近に備えて,テレビ,ラジオ等からも
今後の気象情報・防災情報の収集に心がけてください.

名古屋市消防局からの情報を中部電力がお届けしています
●内容に関するお問合せ
消防局防災室防災計画係
00bosaikeikaku@fd.city.nagoya.lg.jp
●登録/変更
m.saigai@cep.jp
●解除
mgstop@cep.jp



【防災情報】台風15号接近

2011年9月21日12:41
★きずなネット防災情報

 台風15号が名古屋市に接近しています.

○台風最接近時には,電線が断線することがあります.断線を見つけた時は,触らずに中部電力にご連絡ください.

お住まいの地区で道路冠水等の被害が発生している場合は区役所,消防署にご連絡ください.

このメ-ルは名古屋市消防局からの情報を中部電力がお届けしています
●内容に関するお問合せ
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●解除
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2011年9月24日土曜日

河村減税について、まとめ

河村市長の減税政策について、私の理解をまとめます。
私の理解を裏付ける資料や否定する資料があれば、ぜひ教えて下さい。
また、ご意見やご感想も承ります。
コメント欄、または、ツイッターでお待ちしています。

まず、河村市長の減税政策と、それに続く行政改革について、手順に沿ってまとめます。
  1. 税収の一部を「減税」という名目で聖域化し、鍵を掛ける
    具体的に言うと、
    「減税に充てる分のお金は、最初からにゃあもんとして予算を組んでちょお」
    と市長が指示する、ということです。
  2. 減税分を差し引いた予算を、財政局が各局に割り振る
  3. 各局は配分された予算の中に収まるように予算を組む
    業務改善や事務の見直しによって経費を浮かせることが基本ですが、それでも足りない場合は、事業の縮小や廃止をします。
  4. 市長が予算をチェックし、議会に提出する
  5. 議会が審議をし、議決をする

与えられた予算(市長が使ってもいいと許可した予算)を配分し、事業計画を立てるという予算編成のやり方は、河村市長の就任前から何も変わっていません


9/22の財政福祉委員会に住田副市長が出席しました。
私は、その答弁を次のように理解しました。
行政の実務者にとっては、与えられた予算の中で最大の効果を上げることが、自分の仕事であり、責任であり、権限のおよぶ範囲である。
予算が削られた原因には、関心がない。
「減税をやっているから行革をしなくてはいけない」という、特別な意識はない。
これは、予算に制限をかける根拠は減税である必要がない、と言っているに等しいと思います。
財政規律でも、手厚い福祉でも、教育でも、産業振興でも、予算が減れば行政改革は進む、ということです。
行革のエンジンは減税でなくても良いのです。


予算を減らされた実務者は、業務改善や事務の見直しをしますが、それでも不足する場合は事業そのものの縮小や廃止を計画します。
ない袖は触れないのだから、当然です。

見方を変えると、限界を超える予算削減は、行政サービスに低下、あるいは、行政サービスの取捨選択につながる、といえます。


行政の身勝手な事業見直しに制限をかける仕組みとして、行政評価があります。
名古屋市でも、平成13年度から、導入されています。
(参考:名古屋市:これまでの行政評価の取組み(市政情報)

河村市長が就任し、行政評価のやり方も新しいものに置き換わる予定でした。
しかし、議会と対立したために、足止めを食い、空白が生じています。
その意味では、河村市長の行政改革は後退している、といえます。


市長が市長の政治的判断にこだわり、行き過ぎた予算削減を求めると、行政の実務者は建設的な答弁をすることができません。
議会から計画の不備を指摘されても、自分たちの意志や判断で、計画を変更することができないからです。

議論が平行線を辿り、いつまで経っても納得がいく説明が出てこない、名古屋市会のネット中継で、私はそんな場面を何度も見ました。

市長の押し付けによる行き過ぎた予算削減は、議会を空転させ、不毛な議論を生む、と言えるでしょう。


河村市長の行政改革は落第だと、思います。

2011年9月20日火曜日

リコール署名簿ネット流出に対する「不正利用の報告」について

河村市長が主導したリコール署名の署名簿がスキャンされ、ネットに流出しました。

リコール署名簿には、大量の個人情報が含まれています。
リコール署名簿がネット上で公開され、誰でもダウンロードできる状態にあることは不適切であると、私は考えます。
そこで、リコール署名簿のネット流出に利用されたサイトに対し、「不正利用の報告」つまり、苦情の申立を行いました。

その顛末について、画像を交えて、簡潔にまとめます。


左図は、山田市議のブログのコメント欄を画像として保存し、一部を切り出したものです。
現在、このコメントは削除されています。


左図は、リコール署名簿が公開されたページを画像として保存し、一部を切り出したものです。
現在、このページは削除されています。


左図は、私が不正利用に関する苦情を申し立てたページを画像として保存したものです。


左図は、私の苦情が受け付けられたことを知らせるページを画像として保存したものです。


私は、リコール署名簿のアップロードに関与していません。

山田市議のブログへの書き込みにも関与してません。

私は、個人情報が含まれたファイルがダウンロードできる状態にあることを、通報しただけです。

2011年9月9日金曜日

名古屋市の「新たな行政評価」について

昨日(2011/9/8)、総務環境委員会で取り上げられた「新たな行政評価」について、イマイチ理解できていないように感じるので、私なりの認識をまとめ、ご意見を伺いたいと思います。

名古屋市の公式サイトでは、「新たな行政評価」を次のように開設しています。
目的
行政評価とは、本市が実施している事業(手段)について、施策(目標)に対する有効性・達成度・効率性などの観点から、点検・評価するものです。
点検・評価の結果に基づき、事業の改善・見直し・整理合理化や事業の廃止を行い、行政資源(財源・人員)の有効活用を図ることが目的です。
特徴
市政の基本的な方向性を示す「名古屋市中期戦略ビジョン」に掲げた施策のもとに事業を体系化し、施策への貢献度の観点による評価を取り入れます。
公開・市民参加による評価を行います。


総務環境委員会での議論を思い返すと、「新たな行政評価」は減税とリンクするのか、しないのかが議論の方向性に大きな影響を与えるようです。

「新たな行政評価」は減税とリンクするとした場合、市長公約に縛られることなります。

河村市長の公約では、減税の財源をすべて行政改革で生み出すことになっていますので、これを厳密に守ると、
行政サービスとリンクする事業を「新たな行政評価」で評価
事業の見直しまたは廃止の判定
事業の縮小または撤退
行政サービスが低下
公約違反
という批判が成立するため、行政サービスとリンクする事業を評価の対象とすることができません。


他方、「新たな行政評価」は減税とリンクしないとするのも問題があります。

河村市長は、減税が行政改革を推進する、行革のエンジンになると主張している。
たしかに、減税による税収減を前提として予算を組めば、歳出の総額は減る。

しかし、減った歳出の中身を見ると、従来の行革と何も変わっていない。
税収の見込みに合わせて各局に予算を配分し、その中でやりくりするという手法を引きずったままである。

河村さんは、市長に就任してまもなく2年半になるが、減税にリンクした行政改革・行政評価の仕組みをまったく実現できていない。
という批判を受けるからです。

これらの批判をかわすには、新たな行政評価は減税とリンクするとした上で、行政サービスの低下につながる事業を評価の対象から外すしかないと考えますが、いかがでしょうか。

2011年9月2日金曜日

市政対談「コミュニティのかたち」に関する雑感

市政記者が行く!! 市政対談「コミュニティのかたち」 (1/4) - なごやNOW - スターキャット(STARCAT)完全版に関する雑感。

◆私なりの理解による要約
町内会や自治会は、制度上民間団体に過ぎない。
しかし、行政の仕事を引き受けて地域の課題を解決する公的な役割も担っている。

市や区では、住民からの距離が遠すぎる。
住民のそばで課題解決に従事する人が必要。

町内会や自治会は、住民にとっても、行政にとっても、必要な存在である。

課題解決を実行するには予算が必要である。

予算を公金(税金)から工面するからには、正当性が必要となる。
正当性を選挙で担保しよう。


●選挙について
  1. 選挙の投票率と得票数
    1. 投票率
      地域委員会のモデル実施では、選挙の投票率が8.7%。
      住民の9割以上が意志を表明していない選挙で選ばれた地域委員が、地域住民の代表を名乗るのは無理がある。

    2. 得票数
      目玉候補が大半の票を集め、当落線上には泡沫候補ばかりが集まったらどうする?
      有権者5,001人。投票数5,000票。A候補が4,997票を獲得。B候補が2票、C候補が1票を獲得。
      この選挙結果をもって、B候補を当選、C候補を落選とするのなら、やはり地域の代表として相応しくない。

  2. 予算提案の能力と誠実さ
    1. 能力
      制度を正しく理解している、事業にかかる経費について相場観があるなど、事業経費の見積もりをする能力を持っている人でなければ、予算の提案を任せられない。
      また、地域のニーズを掴む調査能力(事務局の機能強化)も必要。

    2. 誠実さ
      予算の策定のおいて、特定の住民に過分な利益誘導をするような誠実でない議決をする人にも、予算の提案を任せられない。
モデル実施では、これらの点がクリアできていない。


◆正当性について
制度してどのように整備するかを度外視すれば、地域住民の一定数が、地域の代表に対して同意・承認・暗黙の了解を与えていれば、一定の予算を使っても問題が顕在化することは少ないのではないか?
あるいは、問題が起きたあと、何らかの方法で原状回復や損害賠償ができるのではないか?

地域住民は、同じ生活圏内に暮らしているので、相互監視が効く。
暮らしぶりや人となりを知る機会も多い。
信用のおける人を地域の代表に選ぶことができるのではないか?

相互監視が効く社会とは、言い換えれば、世間体を気にして暮らす社会。
煩わしいことは確かだが、近年日本で問題となっているモラルの低下に歯止めがかかるのではないか?

隣人に対する思いやりとか、世間体とか、誠実さとか、ある種の倫理観をもっと重視するべきではないか?